大腸がん多発肝転移ステージIV
【ご質問】お忙しいところ申し訳ありません。
質問させて頂きたいのですが、大腸がんがあり近日中に手術を予定しております。検査で肝転移が分かったのですが、ひとまず腸を切除し肝転移に関しては化学療法にて治療予定です。腸がつまりかけてますので、緊急で手術になるのですが、多発肝転移は抗がん剤で消えるということはあるのでしょうか?
腸はつまりかけているので手術はするのですが、抗がん剤についてはどうするかまよっております。重粒子につきましては一つではないので、できないとの事でした。臨床研究のホウ素については震災の関係で去年から止まっているのでできないそうです。肝転移があっても、治癒する可能性はあるのでしょうか?お教え下さい。お願い致します。
【お答え】心痛お察しします。大腸がん+多発肝転移の診断となれば、進行度(ステージ)IVとなります。“腸が詰まりかけている”と指摘されていることから、全周性狭窄があるものと考えます。その場合、大腸癌治療ガイドライン2014年度版・ステージIV大腸がん治療方針に照合しますと、原発巣切除(つまり腸切除)を行い、その後、可及的速やかに全身化学療法を行うことが、妥当な選択とされており、主治医の提案は正論と考えます。
多発肝転移に対する重粒子線治療は適応はありませんし、ホウ素中性子補足療法も現実的ではありません。
手術後全身化学療法が、エビデンス(科学的根拠)があり、グローバルスタンダードです。化学療法なしの場合、ステージIV大腸癌の平均生存期間(Mean survival time、MST)は約8か月と言われています。化学療法ありの場合、MSTは約2年(あくまでも平均であり、これより長く延命されている方も多くいらっしゃいます)と言われています。日本で保険適応となっている抗がん剤や分子標的治療薬は、かなりの種類があり、第1選択のレジメン(抗がん剤や分子標的治療薬の組み合わせの事)、第2選択、第3選択と使い切っていくことが、延命に効果的と一般的には認識されています。
しかしながら、化学療法だけで、根治は困難であることも事実です。多発性肝転移であっても、肝切除ができるまで肝転移巣が縮小すれば、根治の可能性は出てきます。原発巣切除を先行して、可及的速やかに全身化学療法を行うことをお勧めします。
全身化学療法に移行すると、副作用やそれに伴う生活の質(QOL)の低下を、心配されることも理解できますが、現在では各種支持療法があります。保険適応となっている漢方薬含む各種薬剤、栄養剤、心理カウンセラーなどいろいろあります。
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