早期発見
がん死を防ぐことは100%できません。老化によりがん罹患率は上昇しますし、自覚症状なしで治癒困難な状況になることもしばしばあるのが「がん」です。
2014年の日本でのがん死亡者数は368,103人ですが、このうち早期発見、早期治療により救命できた方々もかなりいらっしゃることだと思います。
がんに対しては、遺伝的素因を踏まえ、がん予防の新12か条を基本的に意識生活し、早期発見をしかるべき手法で、しかるべき論理で淡々と行えば、がんと診断されても、ある一定頻度あるいはかなりの確率で制御できるのではないかと考えています。
遺伝的素因はどうしようもありません。がん予防の新12か条は、意識と努力と習慣化をすれば、かなり実行できます。
「がんの早期発見をしかるべき手法で、しかるべき論理で淡々と行う」とはどういうことかと言いますと、遺伝的素因とがん予防の新12か条に自身の嗜好(アルコールやタバコ)、食生活、運動習慣、既往歴(自身が有している疾患)などを照らし合わせ、オーダーメイド的に、がん検査を構築し、信頼できる医療機関で実施していくこととなります。
PETだけでがんの早期発見はできませんし、自治体や企業の定期的な一般検診で必ずがんの早期発見が担保はされません。ただしPETや一般的ながん検診を否定するものではありません。
例えば、49歳男性、喫煙歴20本/日30年、アルコール摂取焼酎1.5合/日20年、既往歴、糖尿病(薬物療法)、父が大腸がん、母が膵臓がん、BMI:28、あまり運動はしないといったサラリーマンで企業検診(一般採血、検尿、胸部X線、便潜血など)を毎年受けている方を考えてみましょう。
この方には、糖尿病で通院している医療機関の主治医に、「糖尿病があり、最近HbA1cも少し上がってきて、母も膵臓がんで亡くなったので、少し本を読んでみたのですが、薄いスライスでの造影CTを行っていただけませんでしょうか?、腹部エコーは肥満があるので観察しにくいと思います(ここまで言うと主治医から少し煙たがられるかもしれません)」と直で問うて、放射線科医が常勤する医療機関での造影CTを希望されたらよろしいかと思います。膵臓がんの早期発見のみならず、腹部のかなりのがん(NASH由来の肝がんなど)の早期発見が可能となります。
また、ヘリコバクターピロリ菌の検査(尿素呼気試験)は必須でしょうし、陽性時の除菌療法も将来の胃がん抑止からも必須でしょう。上部消化管内視鏡検査(NBI観察含む)による咽頭、食道、胃がんの検索も定期(少なくとも2年に1度ほど)に行ったほうがよいでしょう。
肥満と大腸がんの遺伝的素因から大腸カメラもほぼ必須と言えます。
55歳男性、自営業で日頃超多忙、検診はあまり行っていない。遺伝的素因が不詳で、がん予防もあまり意識していない。定期通院している医療機関がない。こういった方には、一度、郵送検診や遺伝子検査(保険診療ではありません、G-TACやMYCODE)を受けられて、遺伝的因子の把握、将来のがんや心・脳血管疾患の予測(成り易さ)を評価し、その結果に応じた検査を中心に受ける。といったことも、がんの論理的早期発見につながるのではと考えます。
ひとぞれぞれ、仕事や生活習慣、食習慣、遺伝的素因、みな違いますので、それぞれに応じた早期発見法を論理的にしかるべき手法で構築するのが理想的だと思っています。自治体や企業の一般検診や人間ドック、PET検診にも早期発見の意義は当然あります。さらに、遺伝子検査の付加や人それぞれの状況に応じた早期発見の構築がさらに強力な早期発見の手法になるものと思っています。
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がんは早期発見であれば治癒率も高く、見過ごして進行がんとなれば、治療費、生活費もかなりかかります。がん保険含め医療保険は、がん治療においての投資です。がん早期発見の投資は、いまだ脚光を浴びてはいませんが、今後ますます、普及していくと思います。