食道がん アルコール 嚥下障害 熱い食べ物

食道がん

スモーカーで、熱いものが好き、お酒が好きかつ飲むと赤ら顔になりやすい中高年の男性に多いのが食道がんです。

 

症状は、早期であれば無症状の時もありますが、進行するにつれ、「胸がしみる」、「特に固形物が胸につかえる=嚥下困難」、「体重減少、やせ、るいそう」といった症状が出てきます。

 

診断は、上部消化管内視鏡検査=胃カメラで通常容易に診断されます。通常というのは、超早期=表在がんで、平坦型の時はルゴールを塗布するかNBIで観察しないと見過ごされます。経鼻内視鏡は時に精度な観察では不利となりますので、通常サイズの経口内視鏡検査が望ましいと個人的には考えています。

 

食道がんは、罹患したくないがんの、トップ3には少なくとも入っています。それは、予後が芳しくないのはもちろんのこと、手術が非常に大がかりとなるからです。手術は通常、「胸を切り」、「おなかを切り」、「頚部を切ること」となります。

 

術後は間違いなくICUです。食道がんの治療は専門施設で行うことがマストです。化学療法も入りますし、時に放射線治療も導入されます。消化器内科、消化器外科(特に上部消化管外科)、腫瘍内科が併存する施設がマストです。

 

食道がんの外科治療にも、近年内視鏡外科手術が導入されてきました。平成30年4月からロボット支援手術も一部保険診療可能となります。施設数は限定されています。症例数が多いことと、外科トップの熱意がないと続きません。

 

食道がん手術の概要は、その占拠部位により多少は違いますが、胸部中部食道がんを例にとると、胸腔操作で胸部食道を剥離・切離し、腹部操作で代用食道となる胃管を作成し、頚部操作で胃管を胸骨の後ろを通して、頚部食道と胃管を機械で吻合します。

 

食道がんは、放射線治療が他の消化器がんと比べ非常に奏功します。組織型が腺がんではなく、扁平上皮がんで、放射線感受性が非常に高いからです。また、化学療法もよく効きます。食道がん診療ガイドラインでは、ステージに応じて比較的多彩な治療オプションが提示されています。

 

食道がんは、多発がんも起きやすいです。高濃度のアルコール、熱いもの、タバコが食道粘膜に相乗的に発がん母地とならしめるからでしょう。多発がんとは、同じ臓器に複数個所できるがんのことを言います。

 

一方、重複(じゅうふくorちょうふく)がんとは、複数の臓器に発生するタイプです。例えば胃がん+食道がんでは、重複がんとなります。食道がんは、咽頭喉頭がんも併存しやすいです。私も同時手術を、複数回経験しています。

 

食道がんは、生活習慣がもろ危険因子となります。タバコを避け、高濃度アルコールの過剰摂取を避け、熱いものばかり飲む生活習慣を意識して改めれば、食道がんに罹患するリスクは著減するに違いありません。

 

50歳以上で、スモーカー、大酒家(大酒のみのこと)の方は、年1回の胃カメラをおすすめします。早期で発見されれば、内視鏡で切除(ESD)することも可能です。

 

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