日本内視鏡外科学会技術認定医

日本内視鏡外科学会技術認定医(消化器・一般外科)

日本内視鏡外科学会技術認定医 消化器・一般外科部門の合格率は現状約30%で、外科系の専門医資格の中では最も難易度が高いです。取得が困難な理由は幾つかありますが、ひとつは先行取得者の既得権意識かもしれません。

 

鼠径ヘルニア、胆嚢炎を伴った胆嚢摘出、幽門側胃切除、S状結腸切除、肝部分切除、膵体尾部切除、脾切除などが評価項目となります。これらの腹腔鏡手術を完全にビデオで収録し、未編集の動画を提出する必要があります。

 

加えて、内視鏡外科学会への参加、内視鏡外科手術に関する論文、学会発表、鏡視下手術の講習会、セミナーへの参加、内視鏡手術歴などが必須条件となります。

 

合否判定は、技術認定医が無編集ビデオを見て、基本的な操作(術野の展開、手術器具の使い方、止血法など)と各論的な操作を減点法で行います。

 

100点満点中70点以上が合格となります。

 

内視鏡外科技術認定医は、どの分野の腹腔鏡手術も上手にできるとは限らないです。ただし、腹腔鏡手術に対する基本的な経験・技量・知識、得意な領域、情熱があることは間違いないです。

 

技術認定証には、「貴殿は内視鏡手術を安全かつ適切に施行する技術を有しかつ指導にたる技量を有していることを証します」と書かれています。

 

私は、最近取得しました。これは他の、どの外科医の資格取得より嬉しいものでした。合格率の低さに加えて、第3者の審査員が評価する、内視鏡外科手術を有資格の下で行っていると言えることが出来るようになったからだと思っています。

 

腹腔鏡手術を受けられるときは、担当医もしくはその病院の外科医が内視鏡外科技術認定医を持っていること、更にはどの領域で取得したか、確認されることが望ましいです。

 

 

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