肝外胆管がんが膵臓まで及んでいる 手術可能？
【質問】：突然すみません。相談にのってほしくメールしました。
12月半ばに父が定期的に(3ヶ月おきくらい)内科の血液検査をしたらガンマの数値が上がっていたらしくその日にCTをとりました。
そしたら肝外胆管癌と診断され肝臓にはいっていないが膵臓に少し影があるとのこと。本人は黄疸も出ていません。今思えば症状らしきだったのは熱が出て喉も痛く風邪を引いた。痒みが一時的にあった。なんですが、今はまったくないそうです。
詳しい検査は後日するそうですが、こんな短期間で膵臓にまでいくなんて…膵臓にまでがんが来てるとなるとやはりステージは悪いのでしょうか？外科医の先生は手術できると言っています。かなり難しい手術みたいで不安の毎日です。
今入院してる病院は消化器外科修練施設があり、担当医も肝胆膵高難度指導医をお持ちの先生です。
よろしくお願いします。
【お答え】：肝外胆管がん（この場合遠位胆管がんまたは中下部胆管がん）が膵臓にまで及んでいること（膵浸潤の可能性panc1、膵浸潤が確実panc2, 3）はしばしばあります。また、未だ黄疸がないところを考えますと、根治的切除が充分可能だと判断します。
これからの検査は、MRI/MRCP、必要に応じて、内視鏡的逆行性胆管膵管造影（ERCP）、超音波内視鏡検査（EUS）、PETなど考えられます。上下部内視鏡検査（胃カメラ、大腸カメラ）を行うこともあります。
手術は（亜全胃温存）膵頭十二指腸切除（PD）が考えられます。担当医が肝胆膵外科学会高難度指導医を取得しているならば、手術の安全性は十分に保障されます。ただし、お父様の年齢（私は最高91才の方までこの手術を行いました）、合併症、全身状態にも手術リスクは左右されます。PDの手術死亡率は、消化器外科学会修練施設でかつ、高難度技能指導医が執刀すれば、多く見積もっても３％以下と考えます。
手術を受けたほうが良いです。胆道がんは、膵臓がんなどと違い、しっかり切除できれば根治出来ます。リンパ節転移があれば5年生存率は20%以下ですが、リンパ節転移がなければ40-50％は根治出来ます。胆道がんの進行度（ステージ）は、煩雑で、大きくリンパ節転移の有無が予後因子となります。黄疸もないことより、根治の可能性は十分にあると思います。
抗がん剤での根治は、ほぼと言うか全く期待できません。ただし、手術後に再発抑止を目的として補助化学療法を行うことがあります。補助化学療法が再発を有意に抑制するというエビデンスはまだ出ていませんが、現状は補助化学療法を行うトレンドになっています。この場合、抗がん剤投与を円滑に行うため、栄養補給、漢方薬といった支持療法を同時に行います。
機能性食品は、ヒトでの抗がん効果のエビデンスはありませんが、実験レベルでの抗がん効果、あるいは支持療法（抗がん剤の副作用対策など）での効果を有するものはあります。
がんとわかるまえにがん保険を検討しましょう！
国内最大級の保険比較・相談サイト
【保険コネクト】
保険コネクトは保険の相談をしたい方と、
全国の保険販売資格者 or FPをマッチングさせるサービスです。
無駄な保障を省いたコストパフォーマンスの高い保険や
保険の加入目的を叶えられる最適な保険が見つかるかもしれません。
がんのリスク判定は人生１回でOKの簡便な遺伝子検査で検討しましょう！
世界最多360項目を解析する
【ジーンライフ】
病気（3大疾病のがん・心筋梗塞・脳梗塞 等）と体質（長生き・肥満・肌質 等）の遺伝的傾向を知るフルパッケージ、国内シェア70％
がん早期発見のフルカバーはがんドックです！
国内最大級の人間ドック予約サイト
【MRSO（マーソ）】・Tポイント貯ります
がんドックは日本各地にいろいろありますが、MRSO（マーソ）というマッチングサイトから、利用するのがおすすめです。Tポイントが6%付き、個々のリスクにあったオーダーメイド型のがんドックが構築可能です。
がん早期発見の総合サポートはがん予防メディカルクラブ【まも〜る】です！
がんの早期発見をプロの立場でサポート
【まも〜る】
会員（月額：3,480円）になると
- 指定医療機関が実施するがんリスク評価を、年1回 （ゴールドプランの会員は年2回）無料で受けられます。
- 医師・保健師・看護師など、経験豊かな医療の専門家に、24時間３６５日、いつでも電話で医療・健康相談ができます。
- 医学界の各専門分野を代表する大学病院の教授クラスのドクターが総合相談医となり、セカンドオピニオンや必要に応じて優秀な専門医の紹介を行います。
がんは早期発見であれば治癒率も高く、見過ごして進行がんとなれば、治療費、生活費もかなりかかります。がん保険含め医療保険は、がん治療においての投資です。がん早期発見の投資は、いまだ脚光を浴びてはいませんが、今後ますます、普及していくと思います。
