外科医の資格
外科医の資格にはいろいろなものがありますが、まずは日本外科学会の外科専門医が登竜門となります。日本外科学会専門医取得には、消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺・内分泌外科に加え、外傷外科の臨床経験(症例を持つこと及び手術に入ること、NCDに登録することに加え学術参加が必須の条件となります)が必要になります。外科医として生きていくための必須の資格になります。その後、サブスペシャリティとして、消化器外科専門医、心臓血管外科専門医、呼吸器外科専門医、小児外科専門医と大きく4つのサブスペシャリティの資格を取得することになります。
消化器外科医としては、最低消化器外科専門医を取得する必要があります。更に、消化器外科医としてその上には、内視鏡技術認定医、肝胆膵外科専門医、食道外科専門医などあり、他にもいろいろあります。米国ではSurgizal board(日本でいうところの外科専門医)を取得すると、一人前の外科医として認知され、給与も5倍くらいに跳ね上がります。日本はまだそこまで入っていませんし、Surgical board取得の難易度は日本の外科専門医の比ではありません。
平成30年からは新専門医制度が実質的にスタートし、日本も米国のようにBoard取得者に対する、インセンティブフィーは確立していくものと願っていますし、外科医が生涯にわたるキャリアを全うするためには必須の制度ではないかと考えています。
外科医の資格記事一覧
日本外科学会専門医
日本外科学会専門医とは、HPから抜粋しますと、「医の倫理を体得し、医療を適正に実践すべく一定の修練を経て、診断、手術および術前後の管理・処置・ケアなど、一般外科医療に関する標準的な知識と技量を修得した医師のことである。具体的には350例以上の手術手技を経験(うち120例以上は術者としての経験が必要)...日本消化器外科学会専門医
日本消化器外科学会専門医は、1)臨床研修終了後、日本消化器外科学会の指定修練施設で5年以上の修練、2)外科専門医、3)450例以上の診療経験、4)研究発表6件以上(論文3編を含む)、5)日本消化器外科学会の参加と教育講座の受講が申請資格条件になります。申請後、年1回の筆記試験と口頭試問に合格すれば、...日本内視鏡外科学会技術認定医
日本内視鏡外科学会技術認定医 消化器・一般外科部門の合格率は現状約30%で、外科系の専門医資格の中では最も難易度が高いです。取得が困難な理由は幾つかありますが、ひとつは先行取得者の既得権意識かもしれません。鼠径ヘルニア、胆嚢炎を伴った胆嚢摘出、幽門側胃切除、S状結腸切除、肝部分切除、膵体尾部切除、脾...日本肝胆膵外科学会高度技能専門医
日本肝胆膵外科学会高度技能専門医は取りにくい資格の一つです。理由は、2つあり、まず第1に、「日本肝胆膵外科学会修練施設で術者として高難度肝胆膵手術を最低50例する必要があること」、第2に「無編集の手術ビデオを提出する必要があること」です。私は2003年に日本肝胆膵外科学会高度技能指導医をとりましたが...
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