胆道の解剖と機能
【胆嚢、gallbladder】:胆嚢は袋状臓器で、長さ8-10cm、容積50mL程度で、ほぼ鶏卵大です。胆嚢壁は、粘膜、固有筋層、漿膜下層、漿膜の4層から成り、他の消化管とは異なり、粘膜筋板と漿膜下層を欠いています。内部に濃縮された胆汁を貯蔵しています。肝臓下面、総肝管、胆嚢管で作られる三角形をCalot(カロー)三角と呼びます。この中を右肝動脈から分岐した胆嚢動脈が通ることが多いです。
胆嚢の主たる働きは、胆汁の濃縮(10倍くらい濃縮される)と貯留で、粘膜からは粘液も分泌されます。
十二指腸に入った食塊の刺激により、十二指腸からコレシストキニンが分泌され、このホルモンによって胆嚢が収縮し、胆汁が排泄されます。胆汁は緑茶色(便の色とほぼ同じ)の苦みのあるアルカリ性の液体でややドローとした感じがします。主成分は水(97%)で、他にビリルビン(0.2%)、胆汁酸(0.7%)など含まれますが、消化酵素は含まれていません。胆汁酸は、脂肪の乳化を促し、リパーゼによる消化作用を受けやすくします。
胆汁は、腸管粘膜のバリアー機能を保持し、腸内細菌の維持、安定化に重要な働きがあります。閉塞性黄疸のある患者さんで、ENBDなどで胆汁を体外に出している場合、肝胆膵の大きな手術を受ける前に、胆汁を冷やして濾して、飲んでいただくことがあります(これには術後合併症の減少という立派なエビデンスがあります)。
【胆管、bile duct】:胆管は肝臓内で毛細胆管、細胆管、小葉間胆管、肝内胆管と徐々に太くなり、肝臓外に出てからは、左右の肝外胆管、総肝管(上部胆管とも言う)となり、ここで胆嚢からくる胆嚢管と合流し、総胆管(中下部胆管とも言う)となって、十二指腸乳頭部から十二指腸に開口します。肝外胆管(左右の肝外胆管から下部胆管まで)は、粘膜、線維筋層、漿膜下層、漿膜の4層から成っています。
胆道がんとは、1)胆嚢がん、2)胆管(肝門部領域および遠位胆管)がん、3)十二指腸乳頭部がんに大別されます。肝内胆管原発のがん(肝内胆管がん:intrahepatic cholangiocellular carcinoma)は、原発性肝がんとして取り扱われます。
【十二指腸乳頭部、papilla of duodenum】:十二指腸乳頭部とは、胆管が十二指腸壁に貫入してから、開口するまでの、Oddiの括約筋に囲まれた部位です。
がんとわかるまえにがん保険を検討しましょう!
国内最大級の保険比較・相談サイト
【保険コネクト】
保険コネクトは保険の相談をしたい方と、
全国の保険販売資格者 or FPをマッチングさせるサービスです。
無駄な保障を省いたコストパフォーマンスの高い保険や
保険の加入目的を叶えられる最適な保険が見つかるかもしれません。
がんのリスク判定は人生1回でOKの簡便な遺伝子検査で検討しましょう!
胆道がんのなりやすさは遺伝子解析の
【ジーンライフ】
胆道がんの遺伝子一覧 DCC
@一度の検査で、世界最多の360項目をお調べすることができます。
A人気のDIETやSKINなどの美容関連項目も同時に調べられます。
B検査結果から、生活習慣の改善など自分に合った健康対策を行うことができます。
GeneLife社のGenesis2.0は民間のDTC遺伝子検査で、自宅で、簡便にでき、がん、その他の疾患、体質の違いを把握するうえで、信頼と実績からもオススメです。
がん早期発見のフルカバーはがんドックです!
国内最大級の人間ドック予約サイト
【MRSO(マーソ)】・Tポイント貯ります
がんドックは日本各地にいろいろありますが、MRSO(マーソ)というマッチングサイトから、利用するのがおすすめです。Tポイントが6%付き、個々のリスクにあったオーダーメイド型のがんドックが構築可能です。
がん早期発見の総合サポートはがん予防メディカルクラブ【まも〜る】です!
がんの早期発見をプロの立場でサポート
【まも〜る】
会員(月額:3,480円)になると
- 指定医療機関が実施するがんリスク評価を、年1回 (ゴールドプランの会員は年2回)無料で受けられます。
- 医師・保健師・看護師など、経験豊かな医療の専門家に、24時間365日、いつでも電話で医療・健康相談ができます。
- 医学界の各専門分野を代表する大学病院の教授クラスのドクターが総合相談医となり、セカンドオピニオンや必要に応じて優秀な専門医の紹介を行います。
がんは早期発見であれば治癒率も高く、見過ごして進行がんとなれば、治療費、生活費もかなりかかります。がん保険含め医療保険は、がん治療においての投資です。がん早期発見の投資は、いまだ脚光を浴びてはいませんが、今後ますます、普及していくと思います。