胆道がん原因と疫学
（概念） 胆道がんのうち、肝外胆管（肝門部領域胆管、遠位胆管）及び胆のう、十二指腸乳頭部に発生したもので、大部分は分化型腺癌です。
（疫学） ６０歳以上の男性に多く（男女比：約２：１）、膵・胆管合流異常、先天性胆道拡張症は危険因子です。胆石症は胆のうがんのリスクファクターになります。胆道がんは減ることはないだろうと考えています。
（原因） 胆嚢がんは胆嚢結石症、中でもコレステロール結石はリスクファクターとなりますし、野菜不足や健康そうな女性もある意味（高コレステロール、肥満など）胆のうがんのリスクファクターとなります。胆管がんは、ある種の農薬や有機溶剤が、昨今胆道がん発がんのリスクファクターとして注目を集めています。その他にも原発性硬化性胆管炎、肝内結石症なども発がん因子となりえます。
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