胃がんの症状
胃がんは、早い段階で自覚症状が出ることは少なく、かなり進行しても無症状の場合があります。
代表的な症状は、胃の痛み・不快感・違和感、胸やけ、吐き気、食欲不振などがありますが、これらは胃がん特有の症状ではなく、胃炎や胃潰瘍(いかいよう)の場合でも起こります。
検査をしなければ確定診断はできませんので、症状に応じた胃薬をのんで様子をみるよりも、まずは医療機関を受診し、検査を受けることが重要です。
症状の原因が、胃炎や胃潰瘍の場合でも、内視鏡検査などで偶然に、早期胃がんが発見されることもあり、貧血や黒色便が発見のきっかけになる場合もあります。
食事がつかえる、体重が減る、といった症状は、進行胃がんの可能性もあるため、早めに医療機関を受診する必要があります。
日常臨床で、胃がんは胃十二指腸潰瘍などに比べて、症状が出にくいです。何となく上腹部がおかしい、違和感を生じるといった程度でも、胃カメラをお勧めします。
ヘリコバクターピロリの除菌に加えて、40歳を過ぎたら定期的な胃カメラチェックが早期発見と、仮になったとしても根治につながる最良の方法だと考えます。
PETでは早期胃がんは見つかりません。通常、上腹部痛や上腹部違和感を訴えると医療機関では腹部超音波検査と胃カメラが提案されます。
「胃がんは症状が出にくい!」と思っておいた方が賢明です。
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