一病息災の6つのメリット−考え方で長寿の可能性あり!
多くの皆さんは、『持病がなく、病気にかからないほうが良いに決まっている!』と思っているんじゃないでしょうか。
それは、正しくないかもしれません!
いきなり結論を出しましたが、経験を踏まえて、一病息災の5つのメリットを考えてみました。
メリットその1:持病が一つくらいある方が、無病の人よりも健康に注意し、かえって長生きできる(広辞苑)
一病息災とは、持病が一つくらいある方が、無病の人よりも健康に注意し、かえって長生きでるということ」(広辞苑)と言われていますが、私はある意味で正しいと思っていますし、それ以上の効用があると思っています。
時々、「病気一つしたことなかったとに、進行がんなんて!」、「毎年、検診を受けていたのに、進行がんなんて!」というフレーズを、日々の診療で時に経験します。
昨日まで元気だったあの人が、急性心筋梗塞、脳卒中、くも膜下出血...こういったことも時にあります。
医者の不養生もそうですが、持病を指摘されたことがなく、健康と思っていると、ある意味、自分の「からだ」に慢心になってきます。50を過ぎて、この考えは、どちらかと言えば「ヤバイ」です。50を過ぎて、何もない、血圧も正常で、血の検査も正常ばかり。
ただ、こういった検査はしたことがない。
こういった検査=胸部CT、腹部造影CT、脳ドック、冠動脈CT...
検診では通常カバーされていません。胸部CTをしないと、早期肺がんはキャッチできません。腹部造影CTをしないと、腹部動脈瘤や肝胆膵の悪性腫瘍は、ほぼキャッチできません。脳ドックをしないと、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の有無は判別できません。冠動脈CTをしないと、狭心症のや心筋梗塞の原因となる冠動脈狭窄の有無はキャッチできないかもしれません。
メリットその2:かかりつけ医ができる
一病(高血圧、糖尿病、高脂血症など何でもよいです)があれば、定期的に診療所、あるいは病院に通うことになります。つまり、かかりつけ医ができます。
そうなると、主治医はその患者さんの背景、家族歴、生活歴、薬物服用歴を認識しています。そうなると、少しでも日常に変化がある症状を訴えた場合、精密検査をすることになります。それが、がんの早期発見につながりますし、がん以外の致死的疾患の早期発見につながります。
がんは早期発見、早期治療が根治への第1歩になります。その他の致死的疾患(虚血性心疾患など)も早期発見がレスキューへの第1歩になります。
メリットその3:PETでがんの早期発見は微妙
PETを自費診療で、定期的にされていらっしゃる方がいるかと思いますが、ある意味お金に余裕のある方は、それもいいかもしれません。一方で、PETを年に1回していれば、がんの早期発見が100%可能で、がん死を避けることが100%可能ということは『無い』です。
PETは消化器がんの早期発見は到底無理です。PETで陽性にならない“がん”もいろいろあります。
一回で体全体のがん病変の描出にある一定の効果を持っていることは認めますが、私は、消化器がんの早期発見法として、胃カメラ、大腸カメラ、造影CT検査、腫瘍マーカーの組み合わせが、PETをはるかに上回ると確信しています。
また一病を認識することで、手遅れを防げます。高血圧は、脳出血、くも膜下出血、その他多くの致死的疾患の原因で、降圧剤を服用することで、突然死を防げる源となります。
メリットその4:精密検査が保険診療で可能となりやすい
また、1病があると、かなりの精密検査が保険診療で賄えるわけです。人間ドックとなると自費診療となり、敷居が高くなりますし、人間ドックをすべての領域でカバーするとなると、かなり高額になります。
例えば、高血圧で、定期に通院していますと、「先生、この頃胃の調子が悪いんですが」と言えば、保険診療で胃カメラが可能になります。極端に言えば、オーダーメード型の人間ドックを構築分けるわけです。
例えば、50歳男性、高脂血症でA診療所に通っています。がん診療に関しては、「最近、胸やけがして、上腹部に違和感を感じるんですが」と言えば、胃カメラが保険診療で可能になります。
「時々便秘と下痢を繰り返して、父親が大腸がんだったんですが」と言えば、「じゃや、大腸カメラをしましょう」と言われます。「咳と痰が多くなったような気がします」と言えば、「じゃや、胸部CTを取ってみましょう」と言われます。このようにすれば、保険診療で、オーダーメード型の人間ドックが保険診療で構築できる分けです。心疾患、脳血管疾患も当てはまります。
これを元に、「個別の人間ドック構築法」が保険診療でできることになります。
人の死因の第1位はがん、2位は心臓、3位は肺炎、4位は脳血管障害です。
がんの早期発見のためには、上下部内視鏡検査、造影CT(頸、胸、腹、骨盤部)、血液検査、
腫瘍マーカーなどです。PETでは早期発見は不可能です。
心臓は、冠動脈CTと心エコー、脳血管疾患は3D頭部CTと頚部エコーです。肺炎は、加齢と基礎疾患でほぼ随伴的に起こってきます。
したがって、これらの検査を保険診療内で、できるようになるということになります。
現実、医師はこの手法を用いて、保険診療でオーダーメード型の人間ドックを構築することが多いです。
メリットその5:薬はやはり効く
薬は、よく効きます。
当たり前だろ!
そうです。薬=医薬品は、膨大な開発費(何千億)を投じて、in vitro(試験管の実験)から始まり、小動物(マウスやラット)、中動物、大動物と実験が繰り返され、ヒトへの第1相(フェーズ1)、第2相(フェーズ2)、第3相(フェーズ3)試験を経て、やっと実地臨床に出てきます。
安全性と効果を徹底的に検証するわけです。質の良さと効果は、栄養補助食品(いわゆる健康食品など)とは、わけが違います。
一病あれば、基本的にしっかり薬を飲むことは、まずおすすめです。
高血圧や糖尿病は、あまり自覚症状はありませんが、放置(コントロールが甘い)すると、致死的疾患を、時に招きます。
一病をコントロールするという意識で、服薬を毎日のルーチンにすることです。
メリットその6:医療機関の情報をキャッチできる
定期的に診療所や病院に通うと、患者さん同志の何気ない会話や、医師、看護師との会話で、近隣の医療機関の情報を、自然にキャッチできます。
例えば、狭心症のPCI(冠動脈狭窄をカテーテルで治療する手技)は○○病院が、胃がんの腹腔鏡下手術は△△病院が、脳動脈瘤のクリッピングは××病院が、などです。
私も一病(以上)ありますので、5つのメリットを考え、感じながら日々過ごしております。
一病息災のメリット5つを考えてみました。
致死的病気のがん、心・脳血管障害は、予防はもちろんですが、早期発見・早期対策治療が長命の原則です。
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